旭岳を23日に登り、その晩は近所の道の駅で宿泊。翌日は移動日。途中で三笠の高校生レストランで弁当を買って食べたのがハイライトかな。(写真撮ってない)そして余市岳登山口を下見してから「道の駅あかいがわ」で一泊。

 7月25日、道の駅を早朝出発し、車を20分ほど走らせて「キロロワールド」に到着。今日は余市岳に登るのだが、その麓に「キロロワールド」があるとは知らなかった。(スキーリゾートのひとつとして何となく名前は聞いたことがあるくらいのもの)

 夏場はほとんどのリフトが止まっているが、メインのゴンドラだけはしっかり動いている。麓から登れば往復8時間のコースが、ゴンドラだと4時間。基本的に歩かないで済む場所は歩かないお手軽ハイカーなので、もちろんしっかり使わせていただく。とはいえゴンドラの営業時間は9時からで、リゾートの施設も早朝は閉まっているから時間つぶしが楽でない。普通に5時くらいに登り始めていれば、ゴンドラに乗る時間には山頂に着いている筈。冷静に考えればそうすべきなのだろうが、乗り物があるなら単純に乗りたいのだ。(子どもか?)今後もゴンドラやロープウエイの類のものがあれば乗るだろう。(キッパリ)

 9時、ゴンドラに乗り込む。10分少々で山頂駅に到着。こちらは朝里岳という山の途中にあるのだが、ここからなだらかな稜線を余市岳に向かって歩くことになるゴンドラなしの場合標高差900mだが、既に600m上げてもらったので残りは300m。もはや普通の運動靴で何の問題もないコースだ。(ハイヒールは流石に無理)

ゴンドラ山頂駅の前

 山頂駅周辺はルピナスが見事に咲いている。おそらくリゾートが頑張って植えたものだろうが、北海道の雰囲気があってとても良い。登山道に入ると花はなく、笹藪の中を拓いた道を進む。朝里岳から余市岳の取り付きまではほとんど平地なので前半は楽勝だ。余市岳の山頂部だけが遠くにぽっこり出ているのを見ながら歩く。ただ、ここも観光客の数の問題だろうか、道がずいぶんと削られてるところもいくつかあった。

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唯一の登りスタート
一番大変な場所で、このくらい
もはや山頂と言ってもよい
着いた

 1時間ほど平地を歩くと、最初で最後の登りが始まる。とはいえそれほど険しい山でもないので時間はかからない。15分程度頑張って登れば、残りは山頂部の平地を5分少々歩いて山頂到着。遠くに羊蹄山がきれいに見えている。一瞬「今日が羊蹄山の日だったかな」と後悔したが、これは結果論なので天気の良い余市岳を楽しもう。

 山頂よりも、少し戻った展望スポットの方が休憩に良さそうなので、そちらで昼食。最近はポットにお湯を入れて持ってきてるので、コーヒーを飲む(ブレンディのミルクコーヒー)ここには山川松巳さんという方の慰霊碑がある。どんな方なのか存じ上げないが、こんな立派なモニュメントが建つのだから、たまたまここに来て遭難した方ではないのだろう。

展望スポットに慰霊碑がある

 時計は11時。そろそろ戻るとしよう。再び笹藪の草原?をひたすら歩き、ゴンドラ山頂駅に午後1時前に到着。快適な1日だった。自分はどうも前のめりに事を始める傾向があるので、普通なら9時出発などあり得ない話なのだが、休暇の過ごし方としては今日のような1日が普通なのだろう。これはこれで良い。

 どうやら明日も天気は良さそうなので、北海道の百名山としては最後の山、羊蹄山に移動しようと思う。

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